穴を掘り、土の中で一生を終えるモグラは一見すると、私たちの生活に関与しないと思われます。

寧ろ、その見た目や愚直に穴を掘り続ける姿勢にある種の好感を抱く人もいるのではないでしょうか。

 

ただ、その見た目とは裏腹に農作物を育て、それによって生活を営んでいる人にとっては天敵となる存在であることが断定できます。

モグラは基本的に昆虫やミミズなどを食す、肉食性の哺乳類です。直接的に農作物を食い荒らすわけではありません。土を掘り起こして丸ごとかっさらっていくイノシシに比べれば、可愛いものだと言えます。

 

しかし、モグラが穴を掘っている際に根菜類などを傷つけることがありますし、土の質を保ってくれるミミズなどを好んで捕食するので、遠巻きに農家にとってはマイナスの影響があります。

またモグラの行動範囲は非常に広く300Mに及ぶと言われ、仮に自前の畑にモグラが大量にいるとすれば畑の救世主であるミミズを食い荒らされてしまいます。

となれば、間接的とはいえど、農作物を愛している人間にとってはにっくき仇と言えるでしょう。

 

今回は、そんなモグラに対しての知識と対策手段について書いていきたいと思います。

 

モグラを退治、駆除する手段について

モグラ退治の手段は実のところ安価で可能となっています。業者などに依頼するのも手ですが、まずは自分の手で出来ることをやってみましょう。

穴を掘り、姿を見せないとなれば厄介極まりないですが、対策手段は確立されています。

モグラの性質を逆手に取ろう。

モグラは大食いであり、なおかつ感覚器が優れている動物です。暗闇の中で情報をキャッチするために耳と鼻がとても利きます。

口に入るものは結構な確率で飲みこみますし、食べれるものがないか日々アンテナを張り巡らせているので、食べさせて死へ誘うタイプのトラップが非常に有効です。

毒物をモグラの通り道に置くことで毒殺が狙えます。

それに加えて臭いの強いガムを同じように通り道に置くことで窒息死も狙えます。

卑怯な気もするがためらう必要はありません。

こういった手段はズルい気もします。

モグラは生き残るために鼻が利き、音が聞こえるようになりました。

進化の過程で、こういった風になったのです。そういったことを踏まえると、生物的に優秀である器官を逆手にとって、処分することは少しかわいそうな気もしますが、これも自身の生活を守るためなので仕方ないです。

ためらうことなく設置しましょう。

しかしながら、駆除の確認がしづらいのがネックです。

とはいっても、こういった手段で処分するにも、毒が効き始めるのが遅かったり、ガムを喉に詰まらせずにそのまま生き残る個体も出てくるはずです。

確実に駆除をするのであれば、次の手順が必要になってきます。

モグラの穴掘りの性質を理解することが大事です。

モグラは大きく分けて2つの穴掘りをします。

  • 本道
  • 給仕用

この2つです。

モグラの性質1.本道

本道とはモグラが生活で日々使っている穴です。ここを日々行き来してエサがないか探ったり、別の個体がやってきたりしないかを入念にチェックします。

この本道はモグラにおける家みたいなものであり、例えば崩れたりするとそこを修正する性質がモグラにはあります。

モグラの性質2.給仕用

エサを捕まえるために好き勝手に掘り進める穴です。一度通ってしまえばもう二度使わないことも多く、行き止まりになっていることもしばしばあります。

モグラを仕留めるには本道を特定しよう。

モグラは本道を何度も行き来する習性があります。そして、本道が崩れていたりすると修正する性質もあります。

そこをうまく利用し、本道を特定できれば駆除はスムーズに進みます。

モグラの本道を特定する方法としては、以下の物が挙げられます。

  1. モグラ塚を見つける。
  2. 通り道を見つける
  3. その通り道を埋めて、平らにしておく。

モグラ塚を見つける。

畑でモグラの被害に遭っている人はなんとなくわかるのではないかと思いますが、モグラの生息域にはモグラ塚というものが各所に見られます。

これは、モグラが穴を掘る時に不要になった土を地上に排出するために出来るものです。これがある場合、近くには通り道が見つかります。

モグラの通り道を見つける。

モグラ塚がある場合近くに通り道が見つかる場合があります。特徴としては地面がやや膨らんでいてひび割れのようなものが出来ていたりします。

その通り道を一旦壊しておく。

その通り道を掘り返すしたとき、トンネルが出来ていた場合は埋めてみることです。

具体的には靴で踏み固めてみると良いと思います。

一旦埋めてみた時にその道が本道であれば、モグラはその道をまた作り直し、また通り道が出来ているはずです。

そこにトラップを仕掛ければモグラの駆除が出来ます。

本道にペットボトルトラップを仕掛けてみると良いです。

本道が特定できたのであれば、ペットボトルのトラップを設置してみましょう。

モグラは視力が悪く、落とし穴系統のトラップに弱いです。嗅覚や視力が優れていても目の前にある落とし穴の存在には気づきません。

本道に2リットルペットボトルの上部4分の1を切ったものがすっぽりハマる穴を掘ります。

こんな感じで落とし穴状に設置すると、本道を行き来する性質を持つモグラがハマります。

効力

モグラの爪は鋭いです。が、ペットボトルを裂くほどの強さはありません。

加えてモグラは大きくて20センチ程度です。

2リットルペットボトルのトラップがそれよりも高いので、出られないという仕組みです。

 

尚且つそこにミルワームなどのエサを用意しておくと食欲の強いモグラは惹かれてより効果的になりそうです。

しかし、ミルワームをわざわざ仕入れるのはめんどくさいので、まずはペットボトルトラップで試してみるといいかと思います。

ペットボトルトラップを使う時の注意点。

モグラは警戒心が強く、それに加えて嗅覚が優れています。

普通にペットボトルトラップを仕掛けても人間の匂いを感じ取って避けられる可能性があります。

仮にペットボトルトラップを仕掛けるのであれば、周りの土にこすりつけて「臭的カモフラージュ」を施しておいた方が良いと言えます。

どれぐらいの時間がかかるか。

速ければ1週間以内にはかかります。

しかし、勘の鋭い個体もいるので中には引っかからない場合もあります。

そういった場合は取り越し苦労になるので、別の手段を探ってみるのが良いと思います。

業者に頼むのも一つの手段です。

最近は駆除業者というものがあって、そういった人に頼んでみるのが手っ取り早いのかなと思ったりもします。

餅は餅屋に聴け

と言う言葉の通り、モグラを初めとした害獣を日々退治、駆除して生計を立てている人ならば生兵法でやっている素人よりはるかに良い効果を望めそうです。

彼らにはノウハウがあり、実績があるので、仮にいきどまっているのであれば手段として悪くないかと思っています。

 

主にオススメ出来る人。

  • 駆除を実際にやってみたけど、一行に成果が出ないという人
  • 時間をかけるのも惜しいしこっちは栽培に必死なんだ、という人
  • 自分の手で生物を殺めるのが苦手な人

こういった人は素直に業者に頼んでみるのが良いのかもしれません。気軽の相談できるので、一度使ってみればいいかと思います。

 

モグラ退治の手段は確立されています。でも、相手は見えないことが殆どなので難しいです。

モグラの習性を逆手に取った駆除手段は確立されています。

とはいってもモグラは地中をメインに生活している動物です。

そもそも、人間が狩る上ではあまり適していない動物だと言えます。

ということで、

確実に駆除しきることは難しい

というのが一人間が持つ見解です。

 

こんな記事を書いておいて、無責任かもしれません。

があらゆる手を尽くして結果が出ないのであれば、モグラが他の土地に移り住んでくれるのを待つのも一つかもしれません。

庭などであれば範囲が狭いので対処は簡単です。

しかし、畑などの広大なエリアにおいて300Mもの行動範囲を持つモグラを確実に仕留めるには根気と運が必要になります。

そういった場合は知り合いに話を聴くか、それでも無理ならば業者に頼んでみましょう。

値段は2万円近くしますがそれでも、丹精込めた農作物にはそれ以上のコストがかかっているので、割安という考え方も出来ます。

 

最後にモグラの豆知識

ということで、モグラの駆除について述べました。

せっかくなので、モグラについて豆知識を最後に書いておきます。

 

モグラは丸一日何も食べなければ、餓死します。

そういったこともあり、モグラは一匹に一つ、「本道」というものを持ちます。

長い本道があればそこにミミズやコガネムシの幼虫などが迷い込んだときに、すぐに捕食することが出来ます。

エサがない時は、本道から外れて給仕用の道を掘ることもありますが、それでも基準になるのはやはり本道です。

この本道に対する執着心は強く、仮に道が壊されればすぐに修復しますし、他のモグラが入って来ればお互いが死ぬまで喧嘩を繰り返します。

畑を運用しているとたまに死んだモグラが地表に転がっていることがありますが、それはモグラ同士の争いに敗れて地上に出されたモグラである可能性が高いです。

 

一見、マイペースに生きていそうなモグラですが、日々生きるために必死に戦っています。

 

勿論、私たちもそれは同じなので、仮に生活圏がかぶってしまったのであれば容赦なく駆除しましょう。